どんな技術があるのですか?
宙吊り状態でもロープを登る事ができます。 下降・停止が安全に・自在にコントロールできます。
構造物に体を固定し、両手作業が可能です 横移動が可能です。
PETZL ワーキングソリューションカタログより
 ロープアクセス技術とは?
ロープを使用して、「安全・迅速に作業を遂行する」ための技術で世界のレスキュー部隊が採用している、最新技術です。

洞窟探検(ケービング)や欧米の林業の技術から発展したもので、強度と安全性を第一に考えた、業務用技術と言えます。
弊社では安全性と実績があるフランス製の専用ハーネスと業務用器材・ドイツ製の専用ロープを使用しています。

下りだけではなく、ロープそのものを直接上方向へ登る技術があるので、空中を上下左右自在に動く事ができます。


現在、IRATA(欧州の業界団体)がロープアクセス技術の世界標準ガイドラインを策定しており、弊社では、忠実にその基準に即応した作業管理を行っています。
Two rope:異なる支点に接続した2本のロープ(作業用とバックアップ用)で作業する。
Fail safe
:人為的・機械的なミスが発生したとしても安全なシステムで作業する。

上記2つを大前提とした安全意識がIRATAガイドラインの最大の特徴となっています。
 労基法上の問題が無い事は、労働安全基準監督署で確認済みです。

業務用とスポーツ用の基本形の違い 
効率より安全!
ISO-22846-1/2完全準拠
IRATA 国際基準準拠
業務用ロープアクセスの基本形
登行・下降共に、最初からロープにぶら下がる。
(上から降りて、上へ戻
る)
スポーツクライミングの基本形
原則としてロープは転落防止と下降用
(下から登り、下へ降りる)
最初からロープにぶらさがっています。
スポーツ用のロープよりもはるかに強度のあるスタティックロープと言われる「伸びないロープ」を使用します。

写真では、赤いメインロープに下降器がセットされていますが、登り用の登高器(アッセッション)に付け替えようとしているところです。両手も離せます。

白いバックアップロープには、緊急時のみ作動する追従型安全クランプ(Asap)とショックアブソーバーをセットしています。「上から降りて上へ戻る」が基本です。

宙吊り状態でも、ロープをそのまま上へ登れるのが特徴です。

積極的にロープを使用した安全で効率的な最新の業務用システムです。※欧米安全規格適合スタイル
岩壁や人口壁を自分の手足だけで登るのがスポーツクライミングの原則です。下降時にはロープにぶらさがって使用しますが、登行時は、荷重をかけません。あくまでも転落防止用です。

業務用では殆どこのような登り方はしませんが、例外的に、鉄塔へのアクセス等では同じ手法をとる場合もあります。転落時にショックを吸収しやすいダイナミックロープと言われる「伸びるロープ」を使用します。







BACK